プロフィール

代表挨拶

1989年4月、筑波大学(芸術専門学群)を卒業。
1993年7月、IT企業のSE職から、大型スポーツクラブのトレーナー職へ転身。
その後、本社へ異動となり全店舗統括マーケティング業務に携わる。

現場と経営側の2つの視点でフィットネス業界に携わった経験から、今後は、単にフィットネスの環境を提供するのではなく、更に専門的分野に特化した、ヒューマンウエアの提供が必要と考え、フィットネス業界での独立を志しました。

スポーツクラブの現場で、お客様の状況をつぶさに観察する中、私が最も問題だと感じたのは、現代的な生活スタイルに由来する偏った食習慣と圧倒的な運動量不足です。そこで、独立にあたり、まず私が目指したのは、”医療と融合したフィットネス環境”でした。
在米日系米人は、遺伝的には純粋な日本人ですが、生活習慣の欧米化が早期にかつ高度に進行しています。そこで、日系人が多いハワイの生活習慣を自ら体験する事で、今後、日本人の生活習慣病の疾病構造に与える影響を直に知り得ると考え、独立前の自己啓発の場としてハワイを選択しました。

1998年、ハワイに渡り、Part-timeworkerとしてトレーナー職に就く。
2006年10月、『S2Inc.』の前身となる現地法人を設立。
2016年5月、$300,000に増資し、『S2Inc.』に社名変更。

在ハ日系米人は、日本人と比較して、BMI、ウエスト周囲径、体脂肪率が高値であり、脂質代謝では、総コレステロールが高く、 特にトリグリセライド(中性脂肪)の高値が見られました。
広島大学で行われている 在米日系人医学調査（ハワイ州ハワイ島のヒロ地区とコナ地区において開始）では、開始した1970 年当初から『日系米人の糖尿病有病率は高い』と報告されており、この状況は、今後もなお続いていくと現地にて実感しました。

余談ですが、ハワイでの欧米化生活で、私自身すっかりメタボ体型となり、糖尿病予備軍の域まで達した時期がありました。若い頃から、常に理想的な体型を維持してきたストイックなトレーナー達とは違い、メタボ体型と生活習慣病予備軍を身をもって体験したことで、クライアントの皆様のマインドとフィジカルの状態を正しく理解し本気で寄り添える事が、コーチングトレーナーとしての私の強みです。

この私の経験からも、日系米人は遺伝的には、元来インスリン分泌能が低いとされる日本人であり、欧米式の生活環境のなかで、比較的短期間暮らしただけでも、容易に糖代謝異常を生じると考えられます。これらの経験を基に、予防医療に特化したパーソナルトレーニングスタイルを考案。また、最新のエビデンスを習得する為、米国及び日本でNESTAやMFA等の各種認定資格を取得し、常に正しいスキルへの更新に努めています。

2022年4月、培ったスキルと経験は、今の日本にこそ必要と考え、生まれ故郷の福岡にて、コーチングトレーナーとして活動を開始。

S2 Medical Workout

代表　齊藤 海之